「Rock That Body」のミュージックビデオは、楽曲単体ではなく、アルバム収録曲「Imma Be」と完全に連動した約10分間の短編SF映画『Imma Be Rocking That Body』として制作・公開され、大きな話題を呼びました。
映像作家リッチ・リー(Rich Lee)が監督を務めたこの作品は、ウィル・アイ・アムとファーギーのスタジオでの口論シーンから幕を開けます。バイクで走り去ったファーギーが荒野で事故に遭い、意識を失ったところから近未来のサイバーパンクなディストピアへと舞台が転換します。
【MV制作における注目ポイントと裏話】
- サウンド兵器による解放:ファーギー演じるヒロインが、人々をロボットのように洗脳・硬直させる巨大AI支配社会に対し、特殊な音波銃(サウンドウェポン)を放って人々をダンスの力で解放していくストーリーが展開されます。
- 徹底したVFXと実写アクション:当時最先端のCGI技術が投入され、メンバー全員がサイボーグスーツを装着。ファーギー本人がワイヤーアクションを駆使して撮影に挑みました。撮影現場では連日過酷なアクションテイクが繰り返され、メンバーの身体的負担は限界に達していたと当時のメイキング映像で語られています。
- 「Imma Be」から「Rock That Body」へのシームレスな移行:物語の前半でチルな未来系ビートの「Imma Be」が流れ、支配組織との本格バトルに突入する後半でアップテンポな「Rock That Body」へと曲がスイッチする映画的な演出手法は、YouTube黎明期におけるMV表現の新たなスタンダードとなりました。