ベジータのモノローグは、単なる悟空への賛辞にとどまりません。これまでの自らの生き方と悟空の生き様を対比させた、極めて緻密な自己分析と告白で構成されています。ファンの間で「涙なしには読めない」と称されるセリフ全文は以下の通りです。
「……すごいヤツだ……カカロット おまえは……あの魔人ブウは オレにはとてもかなう相手じゃない……あいつとまともに闘えるのは おまえだけだ……」
「オレはやっとわかったような気がする……なぜ天才であるはずのオレがおまえにかなわないのか……守りたいものがあるからだと思っていた……守りたいという強い気持ちが 正体不明の力を生み出しているのだと……だが それも違っていた……オレには 今では その守りたいものができた……家族をつくり……以前より心はおだやかだ……だがそれでもオレとおまえの差は開く一方だった……」
「オレは おまえが他人の命を助けるために闘うのが気に食わなかった……オレは 自分の意のままに相手をいたぶり 殺すために闘っていた……だが あいつは違った……勝つために闘うんじゃない……ぜったい負けないために限界を極め続け闘うんだ……だから 相手を殺すことにはこだわりはしねえ……」
「あいつは オレの命さえ助けやがった……まるでオレが少しだけ人の心を持つようになるのがわかっていたかのように……頭にくるぜ……! 闘うことが大好きで 優しいサイヤ人なんてよ……」
「……がんばれカカロット……おまえがナンバー1だ!!」