「無料で学べるなら、休日に小さな子供を連れて気軽に遊びに行こう」と考えるファミリー層には、事前に知っておくべき重大な落とし穴がいくつか存在します。ネット上の肯定的な口コミだけを鵜呑みにすると、現地で思わぬトラブルや後悔に見舞われかねません。
最大の盲点は、幼児の「リアルな恐怖心とトラウマ化」です。起震装置の震度7は機械音と激しい揺れが組み合わさるため、3歳〜5歳程度の未就学児が恐怖のあまり絶叫・号泣してしまうケースが多発しています。煙体験の迷路も薄暗く見通しが利かないため、閉所恐怖を感じて足がすくんでしまう子供が少なくありません。
施設側の安全基準としても、安全バーやテーブルの保持が困難な乳幼児は保護者が抱っこしての体験が制限される場合があります。現場スタッフに申告すれば、子供の年齢や体格に合わせて「震度3〜4程度のマイルドな揺れ」に設定を変更してもらうことが可能です。無理をして強い揺れを強制すると、防災への苦手意識を植え付ける逆効果になりかねないため、親の見栄でハードな体験を強要するのは避けるべきです。
また、施設内の飲食事情にも注意を払う必要があります。北区防災センターにはレストランやカフェはもちろん、軽食の自動販売機もありません。休憩コーナーで水分補給程度の飲食は許可されていますが、お昼を挟んでゆっくり滞在する設計にはなっていません。
幸い、徒歩数分の至近距離には美しい洋風庭園で知られる「旧古河庭園」や、桜と自然豊かな「飛鳥山公園」があります。「防災センターで集中して1時間学び、その後は飛鳥山公園でピクニックや外遊びを楽しむ」という組み合わせプランを組むのが、子供の情緒面でも最もバランスの良い週末ルートになります。