北海道のマイマイガ大量発生の真相|10年周期の理由と撃退マニュアルにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

マイマイガの大量発生期における道内都市部の被害は、市民生活や商業活動に深刻な爪痕を残します。札幌市をはじめ、旭川市、函館市、岩見沢市などの自治体では、ピーク時に電話回線がパンクするほどの苦情や防除要請が寄せられました。

「朝起きて玄関を開けると、外壁からドアノブ、郵便ポストまで茶色い蛾がびっしりと張り付いており、一歩も外に出られない恐怖を感じた」「コンビニのガラス窓一面に蛾が群がり、自動ドアが開くたびに店内に乱入して商品の陳列棚に卵を産み付けられた」といった住民の証言は、決して誇張ではありません。SNS上でも駅のホーム看板やマンションの共用灯がマイマイガに覆い尽くされた異様な光景が多数投稿され、観光地における景観悪化や風評被害も深刻化しました。

札幌市の防除対策マニュアル等では、原則として私有地内のマイマイガ駆除は土地所有者の自己管理と定められているものの、公園や街路樹の緊急消毒、市民に向けた「卵塊削り落とし用器具」の貸し出し支援など、官民一体となった対策が進められています。現場の混乱を防ぐためには、自治体任せにせず個々人が正しい防除手段を知り、初動を早めることが極めて重要です。