背骨の変形は高齢者だけの問題ではありません。近年、10代から30代の若年層においても骨格の歪みを訴える人が急増しています。その最大の要因となっているのが、長時間のスマートフォン利用やノートPC作業に伴う若者の背骨の歪みとスマホ首の原因です。
頭部の重量は約5kgありますが、スマートフォンを見るために首を前に45度傾けると、頚椎には約22kgもの負荷がかかります。この状態が慢性化すると首のカーブが消失する「ストレートネック(スマホ首)」になり、頚椎の異常が胸椎や腰椎へと波及して背骨全体の歪みを誘発します。
将来的な骨変形を防ぐためには、早い段階からの対策が欠かせません。以下に加齢による姿勢悪化の予防法まとめを整理しました。
- 骨密度の維持と栄養管理:カルシウム(乳製品、小魚)に加え、骨の形成を助けるビタミンD(魚類、キノコ類)やビタミンK(納豆、緑黄色野菜)を積極的に摂取し、適度な日光浴を行う。
- 抗重力筋の維持:身体を重力に対して直立に保つ脊柱起立筋、腹横筋、大臀筋、大腿四頭筋を衰えさせない適度な運動習慣を持つ。
- エルゴノミクス(作業環境)の見直し:PC画面を目線の高さに合わせ、椅子に深く腰掛けて骨盤を立てる座り方を徹底する。30分に1度は立ち上がって身体をリセットする。