現地を実際に歩くと、曜日や時間帯によって駐車場の表情が劇的に変化することが分かります。平日の日中、午前10時から14時頃までは収容率40〜50%程度と比較的穏やかで、初心者ドライバーでも海に近い区画に難なく駐車できます。しかし、陽が傾き始める16時を過ぎた瞬間から、空気は一変します。
取材班が現地で確認した利用客やレンタカードライバーたちの生の声からは、過酷な実態が浮かび上がってきます。
「那覇空港から直行して17時に着いたら、ゲート前の側道まで入庫待ちのハザードランプが連なっていて絶望した。サンセットの時間を車内で迎える羽目になり、妻と険悪なムードに……」(神奈川県・30代観光客)
「土曜の夜は毎週花火が上がるので、地元ナンバーとわ・れナンバー(レンタカー)のスペース取り合いが凄まじい。空きを見つけてバックしようとしたら後ろから別の車に頭から突っ込まれた」(沖縄県内・20代女性)
SNS上でも「北谷町営駐車場の混雑状況を甘く見ていた」「夕方のサンセットビーチ周辺は完全に動かない」といった投稿が毎週のように散見されます。特に晴天日の日没時刻(夏場は19時前後、冬場は18時前後)の前後1時間は、ビーチへ沈む夕陽を一目見ようと車両が殺到。約1,500台のキャパシティが100%飽和し、場内の通路を何周も旋回する「空き待ちゾンビ車両」が列をなします。焦りによる接触事故や、合流地点での割り込みトラブルも多発しているのが現場のリアルです。