北茨城の名勝・二ツ島の震災前とは?失われた小島と激変の現在を比較

北茨城の名勝・二ツ島の震災前とは?失われた小島と激変の現在を比較

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主島に残されていた豊かな緑が消失した経緯にも、特有の地質構造が関係しています。主島の頂上に生えていた松などの植物は、岩盤の上に薄く堆積した表土の上に辛うじて根を張っていました。

激しい本震によって島全体が大きく揺さぶられた際、頂上部の岩盤ごと大規模な表層崩落が発生。植物を支えていた土壌そのものが海へと滑落しました。さらに、島を呑み込む勢いで押し寄せた津波の塩水と暴風が、残されたわずかな植物の息の根を止めました。

土壌を失った岩肌は、現在も強い潮風と直射日光、波浪による浸食を受け続けており、植物が再び根付くことは極めて困難な環境となっています。こうして、かつての緑豊かな姿から、無機質で力強いモノトーンの奇岩へと生まれ変わりました。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。