北朝鮮の拷問と政治犯収容所の実態|脱北者証言が暴く戦慄の闇

北朝鮮の拷問と政治犯収容所の実態|脱北者証言が暴く戦慄の闇

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北朝鮮の拘禁体系を理解する上で欠かせないのが、一般刑務所に相当する「教化所」と、思想犯・政治犯を隔離・抹殺するための「管理所(政治犯収容所)」の峻別です。表向きの法制度と実態には絶望的な乖離が存在します。

教化所では窃盗や密輸などの一般犯罪者が収監され、過酷な強制労働が課されるものの、形式上は刑期満了による出所の道が残されています。しかし、管理所、とりわけ「完全統制区域」と呼ばれるエリアに送られた場合、公民権は完全に剥奪され、戸籍そのものが抹消されます。そこは刑期という概念すら存在しない、死ぬまで重労働を強いられる終身隔離地帯です。

施設区分管轄・収容対象過酷度・出所の可能性編集部の見解・評価管理所(政治犯収容所)国家保衛省管轄。
体制批判者、最高指導者侮辱者、脱北未遂重罪者およびその親族。推定8万〜12万人収監。極限(出所不可)
完全統制区域は終身刑。日常的な拷問、飢餓、即決処刑が常態化。実態はナチスの強制収容所に匹敵する人道犯罪の現場。連座制により無実の血縁者も永久隔離される。教化所(一般刑務所)社会安全省(一般警察)管轄。
経済犯罪、密輸、韓国コンテンツ視聴・流布など。極めて高い(出所可能)
有期・無期刑。飢餓と炭鉱等の過酷労働により服役中の死亡率が極めて高い。形式的な法的手続きを経るが、衛生環境の劣悪さと暴行により生存して満期を迎えるのは困難。保衛省・安全省 拘禁場(地下取調室)捜査機関直轄。
逮捕直後の被疑者を取り調べ、自白強要・選別を行う施設。極限(一時拘禁)
鳩拷問、バケツ拷問、電気ショックが集中。数週間〜数カ月で衰弱死する例多数。外部の監視が完全に届かない密室。ここで拷問によって「自白」が偽造され、収容所行きが確定する。

管理所内での生活は、人間としての基本的欲求がすべて暴力で管理されます。1日あたりわずか100〜200グラム程度の粗末なトウモロコシしか支給されず、収容者たちはネズミ、ヘビ、虫、家畜の飼料に混ざった未消化の穀物を奪い合って命をつなぐ有様です。わずかでも作業規定を満たせなかったり、規則に違反したりした者は、見せしめとして看守に撲殺されるか、同僚の収容者たちの前で銃殺されます。

鈴木 陽菜
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鈴木 陽菜

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