リーダーのいかりや長介氏、そして日本中を悲痛な涙に包んだ志村けん氏の旅立ち。相次ぐ別れを乗り越えながら、ドリフターズの看板を守り続けていた最中の悲劇だった。盟友である加藤茶氏と高木ブー氏の落胆は計り知れない。
「なぜ、こんな逝き方をしてしまったのか」。加藤氏は言葉を詰まらせ、高木氏はただ呆然と友の遺影を見つめていた。ともに昭和の激動を走り抜け、同じ釜の飯を食った戦友の無念。しかし二人は悲嘆に暮れるだけでなく、「ドリフの灯は消さない」という誓いを新たに立てた。仲本氏が遺した膨大なアーカイブと精神は、残されたメンバーの絆の中で今も力強く息づいている。