小樽市内には複数の市場が存在しますが、旅行者が最も混同しやすいのが「南樽市場(なんたるいちば)」と「新南樽市場(しんなんたるいちば)」の関係性です。両者は車で約5分ほどの距離に位置しながら、その成り立ちと設備特性において明確な棲み分けがなされています。
1949年に開設された新富町の本家・南樽市場は、迷路のような通路に個人商店がひしめく昭和のノスタルジーと対面販売の温かみが残る空間です。一方、1999年に臨海エリア(築港地区)に誕生した新南樽市場は、約250台収容の大規模無料駐車場を備え、広々としたワンフロア設計で近代的な買い回りのしやすさを実現しました。
地元市民への聞き取り調査でも「車でまとめ買いするなら断然、新南樽」「昔ながらの魚屋の親父と掛け合いを楽しむなら本家」という明確な使い分けが確認できます。レンタカーでの移動や子連れ・シニア層の同行であれば、アクセスの快適性において新南樽市場が極めて有利です。