多くのユーザーが疑問を抱くのが、バッテリー最大容量の減りが早い理由です。スマートフォンに搭載されているリチウムイオン電池は消耗品であり、使用に伴う化学変化によって徐々に蓄電能力を失っていきますが、劣化を異常に早める要因は明確に存在します。
最大の敵は「熱」と「高電圧状態」です。特にゲームアプリのプレイや高画質動画の視聴を充電しながら行う「ながら充電」は、端末内部に猛烈な熱を発生させ、電極や電解質に不可逆なダメージを与えます。また、常に100%まで充電し切った状態で放置する「過充電」や、残量0%のまま放置する「過放電」も劣化のスピードを跳ね上げる大きな原因です。
一方で、バッテリー最大容量が急に減る原因としてよくあるのが、OSアップデート直後の再キャリブレーションです。iOSなどのシステム更新時には、バッテリー残量の測定アルゴリズムが再計算されます。それまで内部的に進行していた劣化が、アップデートを機に一気に正しい数値として反映された結果、あたかも一晩で数パーセント落ちたかのように見えるケースが多々あります。