彼女の最大の武器は、言うまでもなくあのハイトーンボイスと変幻自在の表情だ。しかし、単に声が大きい、あるいは顔芸が面白いというレベルの話ではない。画面に映った瞬間に視聴者の視線を強制的にピン留めする静かな狂気と、相反する愛らしさが同居している。
演出家やテレビプロデューサーたちが口を揃えて評価するのは、彼女が持つ「間の取り方」の巧みさだ。計算された間ではなく、野生の勘とも言えるタイミングで繰り出される発言が、固まりかけたスタジオの空気を一瞬で粉砕する。この天性のライブ感こそが、台本通りの展開に慣れきった現代のテレビ視聴者に強烈な快感を与えている。