12本のバラは、欧米で「ダーズンローズ(Dozen Rose)」と呼ばれ、古くから愛する人へ贈る特別な花束として親しまれてきた。19世紀のヨーロッパで、男性が野に咲く花を12本摘み、一輪ずつに誓いを込めて女性にプロポーズした風習が起源とされる。受け取った女性は、プロポーズを受け入れる証として、その花束から最も心に響いた1本を抜き取り、男性の胸元に挿した。これが現代のブートニアのルーツだ。
ダーズンローズを構成する12輪には、それぞれ独立した誓いが割り当てられている。感謝、誠実、幸福、信頼、希望、愛情、情熱、真実、尊敬、栄光、努力、そして永遠。どれか一つが欠けても成立しない、パートナーシップの本質を突いた言葉の数々だ。「私の妻になってください」という究極の花言葉は、これら12の美徳すべてを相手に捧げるという強い意志の表れに他ならない。