乳幼児期は、月齢による発達差が極めて大きい時期です。単に「~ができるようになった」という結果だけでなく、身近な大人との信頼関係(アタッチメント)を基盤とした行動の変化を丁寧に拾い上げることが求められます。
0歳児:視触覚の発達とアタッチメントの形成
0歳児クラスでは、生理的欲求の充足と愛着関係の形成が中心となります。離乳食の進み具合や睡眠のリズム、身の回りのことへの興味関心の高まりを記載します。
【記入例】
入園当初は保護者と離れる際に涙を浮かべ不安そうな様子が見られたが、担当保育士との触れ合いを重ねるにつれ、抱っこで落ち着き笑顔が見られるようになった。離乳食時はスプーンに手を伸ばし、自分で摘まんで口へ運ぼうとする意欲が伺える。鼻水が出た際には自らティッシュに手を伸ばして拭こうとするなど、身の回りの動作への関心が高まっている。今後は安全に手づかみ食べや自立行動を楽しめるよう、環境を整えていく。
1歳児:歩行確立と自己主張の芽生え
歩行能力の向上に伴い、探索活動が活発化します。一方で、「自分でやりたい」という意欲と技術が追いつかず、葛藤が生じやすい時期でもあります。
【記入例】
粗大運動が発達し、しっかりと足を踏みしめて歩行を楽しみ、園庭では小走りで目的地へ向かう姿が見られる。自我の発達に伴い、「自分で」という主張が強くなり、靴を脱ごうとしたり洗濯物をカゴに入れようと試みたりしている。友達への関心が高まる一方で、玩具の取り合いが生じることもある。「貸して」「いっしょ」などの言葉を保育士が仲立ちして代弁することで、安心して遊べるようサポートを継続していく。
2歳児:基本的生活習慣の自立と語彙の拡大
排泄や着脱などの生活習慣の自立が進むとともに、ごっこ遊びや二語文・三語文によるコミュニケーションが豊かになります。
【記入例】
尿意を感じると自らトイレに向かい、排泄に成功する達成感を味わっている。着脱時も順番を理解し、ズボンに足を通そうと根気強く取り組む姿が見られる。語彙数が大幅に増加し、「これ、もっとちょうだい」「〇〇ちゃんとあそぶ」と言葉で気持ちを表現する場面が増えた。友達と同じイメージを共有して遊ぶ楽しさを知れるよう、見立て遊びの素材を充実させていく。