あごだしを使った鍋料理の醍醐味は、具材の旨味がすべて溶け出したスープで味わう「〆(しめ)」にある。料理レシピ投稿サイトのクックパッドでも、余った出汁を活用した締めのアレンジレシピの検索数が冬場に向けて急上昇する。
王道にして至高の選択肢が「あごだし雑炊」だ。しっかりと出汁を吸わせた固めのご飯に、溶き卵を回しかけてフタをし、余熱でふんわり仕上げる。仕上げに刻んだネギと海苔を乗せれば、名店も顔負けの味わいになる。また、讃岐うどんや稲庭うどんを投入して少し煮込み、すりごまと七味唐辛子を振りかける「あごだしうどん」も外せない。麺の一本一本に飛魚の出汁が染み込み、最後のひと滴まで飲み干したくなる満足感をもたらす。