膀胱灌流の目的と手順を徹底解説!血塊閉塞を防ぐ看護管理の鉄則

膀胱灌流の目的と手順を徹底解説!血塊閉塞を防ぐ看護管理の鉄則

膀胱灌流の目的と手順を徹底解説!血塊閉塞を防ぐ看護管理の鉄則の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

臨床現場で混同されやすい概念に「膀胱洗浄」と「膀胱持続灌流」があります。両者は処置の目的やアプローチが明確に異なります。膀胱洗浄と膀胱灌流の違いを正確に整理しておくことが、適切なアセスメントの第一歩です。

間欠的に行う膀胱洗浄は、カテーテル内に詰まった尿沈渣や小さな血塊を用手的にシリンジで吸引・除去したり、感染対策として薬剤を注入したりする処置を指します。かつてはルーチンで行われていた時代もありましたが、現在は逆行性感染のリスクを高める観点から、明確な適応がある場合のみ限定的に行われるのが一般的です。

これに対し、膀胱持続灌流の目的は「出血が凝固する前に、持続的な水流で体外へ洗い流し続けること」にあります。特にTURP術後の膀胱灌流では、前立腺部尿道に露出した血管からの持続出血が膀胱内に滞留すると、巨大な血塊(コアグラ)を形成してしまいます。一度強固な血塊が形成されるとカテーテル内腔を完全に塞いでしまうため、点滴のように一定のスピードで灌流液を流し込み、血液を常に希釈しながら排出し続ける必要があります。

山下 哲也
Author

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。