パペティアたちの卓越した技術によって命を吹き込まれるパペット・人形劇の世界に、リアリティ溢れるコント職人であるバナナマンが飛び込む。この異文化交流とも呼ぶべき試みを陰で支えたのが、設楽統のクレバーな立ち回りだった。設楽はキャラクターたちを「人形」としてではなく、一人の共演タレントとして扱い、絶妙な間合いでツッコミを入れていく。
「エルモがボケた瞬間の設楽さんの視線が、普段のバラエティと同じだった」と制作スタッフが語る通り、そこには妥協のない本気のセッションがあった。パペット特有のコミカルな動きと、日村のリアクション、そして設楽の鋭いパス回し。これらが有機的に絡み合い、これまでの子ども番組にはなかったスリリングなテンポが生み出されている。