圧倒的な強さを誇ったJFKですが、その輝かしい栄光の裏側には、現代の投球管理基準では考えられないほどの「過密登板」という重い代償がありました。
その象徴と言えるのが、2007年に久保田智之投手が打ち立てたシーズン90試合登板というプロ野球歴代最多記録です。救援投手でありながら年間108イニングを投げ抜き、46セーブを記録した鉄人ぶりは驚愕に値する一方、投手の身体にかかる負荷としては限界を優に超えていました。
藤川球児投手も2005年からの4シーズン連続で70試合前後の登板を強いられ、ウィリアムス投手も勤続疲労からくる左肩の故障に悩まされることになります。絶対に負けられない首位争いの中で、信頼できる3人に依存せざるを得なかった当時の台所事情と勝利への執念は、JFKという唯一無二の伝説を作ったと同時に、過酷な勤続疲労という重い現実を突きつけました。