パグゾウに関して頻繁に囁かれるもう一つの噂が、「病気によって足を切断し、義足を装着している」という情報です。この噂の真偽を検証すると、義足をつけているという情報は事実誤認であり、正確には「先天性の関節障害と加齢による筋力低下に対する歩行サポート器具の活用」であることが分かります。
パグゾウは生まれつき後ろ足が弱く、成長とともにO脚や歩行時のふらつきが顕著に現れていました。パグなどの短頭種はもともと骨格や関節にトラブルを抱えやすい犬種ですが、パグゾウの場合は幼少期から足裏への負担を軽減する特別なリハビリや環境調整が必要不可欠でした。
坂上さんは安易な外科手術(リスクを伴う骨の手術)に頼るのではなく、以下の徹底した保存療法と環境改善を長年にわたって実行してきました。
- 床材の全館滑り止め加工:自宅のフローリング全面に滑り止めワックスを塗布し、足腰への負担を減らす専用マットを敷き詰める。
- 体重管理の徹底:肥満が致命傷となる短頭種かつ関節疾患犬のため、グラム単位での厳密なフード管理を実施。
- 特製歩行補助ハーネスの導入:シニア期に入り自力立ち上がりが困難になってからは、後ろ足を吊り上げて補助するハーネスや介助用カートを導入。
散歩時やリハビリ時に使用されたこの歩行補助器具の姿が、一部の視聴者やネットユーザーによって「義足を着けている」と誤読され、噂が独り歩きしてしまったのが実情です。痛みを抱えながらも坂上さんの顔を見上げてトボトボと歩くパグゾウの姿は、多くの愛犬家に「障害があっても幸せに生きられる」という勇気を与えました。