受験現場において、阪大志望者の実力を測る試金石とされているのが、駿台予備学校の「駿台阪大オープン英語」と、河合塾の「全統阪大プレ(阪大入試オープン)」です。両模試の講評や成績データ、そして実際に合格を勝ち取った受験者たちの手記を照らし合わせると、過酷な採点現場のリアルが浮かび上がってきます。
河合塾阪大英語評判においては、「記述の採点基準が極めて客観的かつ厳格で、自己採点より15点から20点低く返却されるのが日常茶飯事」という声が支配的です。ある合格者は合格体験記の中で次のように述懐しています。
「秋の阪大オープンが返却された時、和訳で自分では完璧に訳せたつもりだった下線部が、修飾関係のわずかなズレを理由にほとんど部分点をもらえず、偏差値48を叩き出して愕然としました。直訳して日本語としてぎこちない文章は、採点官に『構造が理解できていない』と見做されるのだと痛感しました」(工学部合格生の手記より)
また、駿台阪大オープン英語の実情について、指導歴20年を超える大手予備校の英語科専任講師は次のように分析します。
「阪大志望者は理系を中心に数学や理科に自信を持つ層が多く、英語は『大崩れしなければいい』と甘く見がちです。しかし、近年の阪大オープンでは自由英作文の無策が目立ちます。文法やスペルのミスが1箇所につき1〜2点引かれ、気づけば30点満点中8点しか残らないというケースが後を絶ちません。大問3と大問4の英語表現問題で手堅く半分以上の点数を固められた層が、最終的なA判定・B判定の上位に定着しています」(予備校関係者の証言)
合格者の共通項を抽出すると、一様に「模試の復習において、模範解答の美しさに感心するだけでなく、自分の答案がどの減点項目に抵触したのかを徹底的に分析した」という点に集約されます。自己評価の甘さを捨て、客観的な採点のメスを自らの答案に入れ続けた者だけが、本番の極限状態でも耐えうる答案を作成できるようになるのです。