業種によって面接官が見ているポイントは大きく異なる。たとえば衛生管理が命となる飲食業界では、服のデザイン以上に爪の短さ、髪のまとめ方、過度なアクセサリーや香水の有無が厳格にチェックされる。どんなに人柄が良くても、異物混入や不潔感を連想させる要素が一つでもあれば、採用見送りの決定打になり得る。
それとは対照的に、アパレル業界の採用面接では応募者のセンスや自己表現力が注視される。必ずしも応募先ブランドの服で全身を固める必要はないが、ブランドの世界観を理解した着こなしや、トレンドを自然に取り入れているかが評価基準となる。競合他社の目立つロゴ入りアイテムを避けるといった配慮も含め、その場に適したコーディネートを組む知性が試されている。