自らの死を悟った白ひげは、息絶える間際にティーチへ向けて決定的な言葉を投げかけました。命乞いをするティーチの醜態を見据え、「ロジャーの手前ェの意志を継ぐ奴らはいずれ……」「ロジャーが待ってる男は……少なくともティーチ、お前じゃねェ……」と言い放ちます。
同じ「Dの名」を持つ者でありながら、ルフィとティーチではその本質が決定的に異なります。白ひげは、ゴール・D・ロジャーの意志を受け継ぎ、世界を夜明けへ導く「本物のD」が持つ覚悟や誇りを、身勝手な欲望と保身に走るティーチの中に見出すことができなかったのです。
命を賭して新時代へ希望を託した白ひげと、他者を踏みにじって時代を奪おうとする黒ひげ。死の淵で見せた二人のコントラストは、「Dの意志」の多様性と深淵を強烈に印象付ける名場面となりました。