ふたりの接点が生まれた原点は、フジテレビ系の音楽バラエティ番組『新堂本兄弟』での共演に遡ります。2012年2月の初共演時、ももいろクローバーZの規格外のエネルギーと全力パフォーマンスに、KinKi Kidsのふたりが圧倒されつつも温かく迎え入れたシーンは、当時の視聴者にも強い印象を残しました。
その後、関係性がクリエイティブな領域へと深化したのが2016年リリースのアルバム『白金の夜明け』に収録された楽曲『桃色空(ピンクゾラ)』です。堂本剛さんがジャニーズ事務所(当時)の所属アーティストとして初めて、外部の女性アイドルグループに作詞・作曲・編曲を手がけて楽曲提供を行った歴史的なプロジェクトでした。
当時のレコーディングにおいて、剛さんは百田さんの歌唱指導を直接担当。「彼女の持つストレートで無垢な歌声の魅力をどう引き出すか」に心血を注ぎました。単なるタレント同士の共演を超え、音楽プロデューサーとボーカリストとして互いの感性やプロ意識を深く理解し合う土台が、この時期に確立されたといえます。
さらに、KinKi Kidsの冠番組『KinKi Kidsのブンブブーン』での複数回にわたる共演を通じ、リラックスした空気感の中で価値観を共有していきました。百田さんの天真爛漫な明るさと、剛さんの繊細かつ深遠な哲学性が自然に調和し、時間をかけて信頼関係が恋愛感情へと発展していった経緯が浮き彫りになっています。