『機動戦士ガンダム』放送当時、ミライの圧倒的な母性と知性を声で表現したのが、初代声優の白石冬美氏でした。サンライズが制作した本作は、従来のロボットアニメの常識を覆すリアルな人間ドラマを描き出しており、白石氏の演技はそのリアリティを支える強固な柱となっていたのです。
戦火の恐怖に怯える若きクルーたちを優しく包み込み、時には厳しい言葉で諭す。過酷な戦場で少年たちの傷ついた心を救ったのは、白石氏が発する温もりあふれる声の響きでした。白石氏の存在なくしてホワイトベースの過酷な旅路は成り立たなかったと言っても決して過言ではありません。