ボッチャの公正性と戦術性を支えているのが、緻密なクラス分けと「ランプ」の存在だ。選手は障害の程度や部位によってBC1からBC4までのクラスに分類され、イコールコンディションで戦う。
特に重度の障害を持つBC3クラスで使用される「ランプ」は、角度や方向、ボールを転がす高さによって軌道が無限に変化する。選手とサポートを行うオペレーター(アシスタント)は、競技中に会話をすることが一切許されない。二人の息の合ったノータッチの連携と、数学的な精密さで導き出される投球ラインは、他にはない唯一無二の競技美を生み出している。