旅行準備の定番テクニックとして長年親しまれてきた「百均のトラベルコーナー活用」ですが、2026年の実態は大きく様変わりしています。主要100円ショップにおける変換プラグの取り扱い状況を現場で確認したところ、旅行者が求めている製品と店頭のラインナップとの間に大きな乖離が生じていました。
ダイソーの店頭動向を検証すると、かつて110円で豊富に並んでいたヨーロッパや韓国向けの「Cタイプ」、オーストラリア向けの「Oタイプ」、さらには東南アジアやイギリス向けの「BFタイプ」といった海外用コンセント変換プラグは、旅行グッズ売り場から完全に姿を消しています。店員への聞き取りでも「現在は本部在庫・店舗在庫ともに取り扱い終了となっており、発注自体ができない状態」との回答が得られました。
一方、セリアやキャンドゥの売り場においても状況は同様です。セリアではそもそも海外電気製品に関連するプラグ類を扱っておらず、キャンドゥの大型旗艦店でもトラベル用の電源プラグは棚落ちしています。現在、百均のガジェットコーナーに並んでいる「変換プラグ」「変換アダプタ」という名称の商品は、そのほぼ100%が「スマホ用USB Type-C変換アダプタ」や「3.5mmイヤホンジャック変換コード」などのデジタル周辺機器です。「変換プラグ」という同じ言葉で検索した消費者が店舗を訪れ、「探しているコンセント用プラグがどこにも売っていない」という落差を体験する現象が頻発しています。