日本中のプロ野球ファンに衝撃を与えたのが、2026年4月24日のオリックス対ロッテ戦(京セラドーム大阪)で発生した詰め寄り騒動です。当時、史上最年少での完全試合を達成した直後で社会現象となっていた佐々木朗希投手の登板試合で、その事件は起きました。
2回裏、カウント2ボール1ストライクからの外角低めへのストレートがボールと判定された際、佐々木朗希投手がマウンド上で苦笑いを浮かべ、わずかに首を傾げるような仕草を見せました。この反応を見た白井球審が突如として険しい表情でマウンドへ歩み寄り、投手を問い詰めるような行動を取ったのです。
この緊迫した場面で瞬時に割って入ったのが、当時高卒1年目、わずか18歳だった捕手の松川虎生選手でした。松川捕手は白井球審の前に立ちはだかり、身体を張って球審をなだめながらマウンドへ戻るよう促しました。試合が中断する中、ベンチから飛び出した井口資仁監督(当時)の介入もあり、退場処分といった最悪の事態は回避されました。
白井球審が詰め寄った理由について、審判団側の見解としては「審判の判定に対するあからさまな不服態度は侮辱行為に繋がりかねず、試合の規律を守るための厳格な指導」という意図があったとされています。しかし、威圧的とも受け取れる詰め寄り方や、高卒ルーキーの捕手に宥められる構図が中継映像で全国に拡散されたことで、NPB審判部にもファンから批判や疑問の声が殺到する異例の事態となりました。