この大きな潮流の先駆者として外せないのが、元フジテレビのアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーとして活躍する近藤サト氏だ。彼女が40代後半で白髪を染めるのをやめ、見事なグレイヘアを披露した際の反響は絶大だった。
当時、華やかさを求められるテレビ放送業界において、女性が白髪のまま出演することは異例中の異例。「老けて見えるのではないか」「キャリアに響くのではないか」という周囲の懸念を跳ね返し、彼女は堂々と自らのスタイルを貫いた。近藤氏の決断は、同年代の女性たちに「加齢を肯定して生きる勇気」を与えただけでなく、メディアにおける女性像の多様性を大きく広げる足がかりとなった。