バブルの狂騒から30年――「ラッセンの絵」はなぜ今、令和の若者と海外アート市場で再評価されているのか?【2026年最新ルポ】について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。

この変化を後押ししているのが、2026年代半ばから加速度を増す「Y2K(2000年代前後)カルチャーの再発見」だ。1990年代から2000年代初頭の音楽、ファッション、インテリアがZ世代の心をとらえているが、その波はアートの世界にも及んでいる。

生まれた時からスマートフォンや高解像度のCGに囲まれて育った10代・20代にとって、ラッセンの絵が持つ独特の「レトロフューチャー感」や「どこかCGっぽいのに手描きである違和感」は、新鮮なエモーショナル体験として映る。InstagramやTikTokでは、古着屋やレトロインテリアショップに飾られたラッセンのポスターやジグソーパズルを背景に写真を撮影する投稿が急増。若者にとって、ラッセンはかつてのダサいイメージを脱却し、「エッジの効いたエモいアイコン」へと完全に塗り替えられた。