公園北側に広がる「姿池」から奥の雑木林へと続く木道を歩くと、視界を埋め尽くすシダ植物と苔むした倒木、木漏れ日を反射する湿地帯が広がる。その湿潤で神秘的な空気感は、映画監督の宮崎駿が描くアニメーション映画の森そのものを連想させる。アニメの舞台設定のようなノスタルジーと生命力に満ちた空間に、国内外の自然愛好家が熱い視線を注ぐ。
近年ではNHKの自然番組や紀行ドキュメンタリーでその豊かな生態系が度々特集され、YouTube上でも野鳥撮影愛好家やVlogクリエイターによる散策映像が数多く配信されている。カワセミが水面を掠めて飛翔する瞬間や、初夏の夜に舞うヘイケボタルの光陰。デジタルカメラのファインダー越しに広がる生命のドラマは、SNSを通じて静かな熱狂を生み出している。