捜査の進展に伴い、警察庁は全国の警察力を結集すべく、容疑者を「重要指名手配」に指定した。道路交通法違反(ひき逃げ)容疑での指定は異例中の異例であり、事件の悪質性と社会的影響の大きさを物語っている。全国各地でポスターが掲示され、情報提供の呼びかけが広範囲に行われた。
地元の捜査を担う大分県警察も、延べ膨大な数の捜査員を投入して懸命の捜査を継続してきた。しかし、潜伏先の特定や足取りの捕捉には困難が伴っている。交通網の発達や都市部の匿名性に紛れ込み、逃亡犯追跡の目を巧みにかいくぐる潜伏技術。警察の捜査網をすり抜ける背景には、第三者の協力や綿密な資金繰りの存在も疑われており、捜査現場では焦燥感と緊張感が交錯している。