100円ショップの防犯コーナーを見渡すと、株式会社セリアとライバルである大創産業(ダイソー)の戦略の違いが鮮明に浮かび上がる。
大創産業は、200円〜500円前後の高価格帯ラインを展開し、USB充電式や大音量90dB超、LEDライト連動といった高機能モデルで攻勢をかける。一方のセリアは、100円(税抜)という基本価格を死守しながら、無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインと携帯性で勝負する。インテリアや日用品に馴染むスマートな外観はセリアならではの強みだ。
リテール業界全体で防犯グッズの低価格化が進む一方、消費者側には「何のために、誰が持つのか」を見極めるリテラシーがこれまで以上に問われている。