ネット上では時折、「薬を使わずに治した」という極端な言説が飛び交いますが、その実態はどうなのでしょうか。過去には、ステロイドへの恐怖心から脱ステロイドに踏み切った芸能人の経緯が話題になったこともありました。しかし、医師の適切な管理を伴わない自己流の脱ステロイドは、激しいリバウンド現象や感染症のリスクを招き、結果として症状を最悪化させてしまうケースが皮膚科学会でも強く警告されています。
現在、肌の美しさを取り戻した著名人たちの多くは、ステロイドを「敵」として拒絶するのではなく、「火事を素早く消し止めるための道具」として適切に使い、症状が治まったら保湿剤や非ステロイド薬へ移行する「プロアクティブ療法」を取り入れています。
同時に、日々のセルフケアとして多くのタレントが実践しているのがアトピー改善に向けた食事療法とスキンケアの工夫です。
- インナーケア:腸内環境を整える発酵食品の摂取、白砂糖やトランス脂肪酸の制限、抗酸化作用の高いオメガ3脂肪酸(亜麻仁油や青魚)の積極的な補給。
- スキンケア:擦る摩擦刺激を徹底的に排除した泡洗顔、セラミドやヘパリン類似物質を配合した高保湿剤によるバリア機能の補強。
アトピー体質でありながら美肌を誇る芸能人のスキンケアは、高級な美容液に頼るのではなく、「肌のバリアを壊さない基本動作の徹底」に集約されています。