「油が肌に悪いなら、すべての油を完全に断てばいいのではないか」と考え、徹底したノンオイル生活を試みる方がいます。しかし、アトピーの食事改善と油抜きの評判を調査すると、一時的に赤みが引いた後に「肌が極度に乾燥して粉を吹いた」「かゆみが余計に強くなった」という失敗例が目立ちます。
肌の最外層にある皮脂膜や角層細胞間脂質(セラミドなど)は、油分を原料として作られています。完全な油抜きを行うと、皮膚の潤いを保つ脂質そのものが枯渇し、乾燥性のアトピーを重症化させるリスクがあります。重要なのは「油を抜くこと」ではなく、炎症を起こす悪い油を減らし、肌を再生する良質な油へ入れ替えることです。