チャイムが鳴ると同時に、児童たちは一斉に自らのタブレットや空間ディスプレイを起動する。しかし、そこにあるのは無機質な作業風景ではない。教室のあちこちで自然発生的に議論が始まり、身近な地域の課題を解決するためのアイデアがホワイトボードやデジタルキャンバス上に飛び交う。
ここでは、一律で同じページを開く授業は過去のものとなった。児童は各自の理解度や関心に合わせたスピードで課題を進め、解き明かしたいテーマが見つかれば、すぐにクラスメイトや外部の専門家とオンラインでつながり対話を深める。デジタルツールの存在は極めて自然であり、鉛筆やノートと同じように直感的な文房具として使いこなされている。