アイドルグループAKB48の第1期生として活動した後、実業家へと見事な転身を遂げた川崎希。彼女の経営者としての凄腕は、家庭内においても遺憾なく発揮されている。夫の浮気報道がどれほど世間を賑わせようとも、彼女が「離婚」という選択肢を選ぶことはなかった。そこには冷徹なまでの合理的思考と、夫に対する深い理解が同居している。
川崎にとってアレクは、夫であると同時に自らがプロデュースする最高級の「コンテンツ」でもあるのだ。浮気というトラブルすらも自社の知名度向上や話題作りに繋げ、結果としてビジネスの糧に変えていく。感情的な怒りに流されず、事態を鳥瞰してコントロールする彼女の覚悟こそが、この歪で強固な夫婦関係の支柱となっている。