アニメ版『アラジン』の日本語吹き替えにおいて、公開当初からアラジンのセリフを担当していたのは羽賀研二さんでした。しかし、2007年に羽賀さんが恐喝未遂容疑などで逮捕されたことを受け、ディズニー側はコンプライアンスおよびブランドイメージの保護を目的に、極めて異例かつ迅速な対応を下します。
決定されたのは、過去にリリースされた関連作品を含めた日本語吹き替え音声の全面差し替えでした。劇場公開版の映画本編はもちろんのこと、続編である『ジャファーの逆襲』『アラジン完結編 トウゾクの王国』、さらにはテレビシリーズに至るまで、アラジンの全セリフを再収録する大規模なプロジェクトが始動。後任として白羽の矢が立ったのが、すでに卓越した演技力で定評のあった声優・三木眞一郎さんでした。
この対応により、2008年以降に製造・再販されたDVDやブルーレイ、そして現在の公式動画配信サービス「ディズニープラス(Disney+)」で配信されている音源はすべて三木眞一郎版に統一されています。初期のVHSテープや2007年以前に発売された旧仕様DVDを所持していない限り、現在公式ルートで耳にするアニメ版アラジンの声は、すべて三木さんによるものです。