ふるさと納税 今年の年収がわからない?上限超え大損を防ぐ計算法の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

Q1:去年の源泉徴収票の数字をそのまま使ってシミュレーションして寄付しても問題ありませんか?
A1:給与体系や賞与が完全に固定されている場合を除き、おすすめできません。ふるさと納税の控除基準は「今年の1月1日から12月31日の年収」です。もし今年残業が減っていたり、賞与がダウンしていたりすると、去年の基準で寄付したことで上限をオーバーし、超過分が全額自己負担になってしまいます。直近の給与明細を確認し、見込み年収を再計算してください。

Q2:12月の給与やボーナスが出る前に寄付したいのですが、何割程度までなら安全ですか?
A2:基本給ベースで算出した「下振れ想定の年収」から導き出される上限額の70〜80%に抑えるのが安全圏です。残りの20〜30%の枠は、12月半ばに冬のボーナス支給額と12月給与の総支給額が判明してから、年末までの間に寄付することをおすすめします。

Q3:上限額を数千円オーバーして寄付してしまった場合、ペナルティや罰則はありますか?
A3:税務署や自治体からの罰則やペナルティは一切ありません。ただし、本来なら実質自己負担2,000円で済むはずのところ、上限を超過した金額がそのまま「純粋な自己負担金(寄付という名の持ち出し)」として加算されます。税制上のメリットが薄れる純粋な金銭的ロスとなります。

Q4:今年子どもが生まれたり、配偶者の扶養状況が変わった場合は上限額に影響しますか?
A4:大きく影響します。配偶者控除や配偶者特別控除、あるいは扶養控除(16歳以上)の適用が増えると課税所得が下がるため、ふるさと納税の上限額も下がります。家族構成の変化や配偶者の年収変動があった年は、前年よりも上限が低くなると想定してシミュレーションを行う必要があります。