ツアーの近代化においても、三兄弟が果たした役割は計り知れない。1999年の日本ゴルフツアー機構設立前後の激動期、ツアーの独立性とプロスポーツとしての価値向上を誰よりも強く訴え、自らのプレーで観客を呼び続けたのが彼らだった。
プロゴルファーは単なるアスリートではなく、ファンを魅了する表現者でなければならない。将司が体現したその美学は、賞金総額の増額やトーナメント運営のプロ化を力強く後押しした。ギャラリーを意識した立ち振る舞い、サインに応じる姿勢、そして何より一打に対する執念。彼らが築いた高いプロ意識のスタンダードが、現在の男子ツアーの骨格となっている。