この強烈なインパクトを持つワードを初めて目にした人の多くは、「亡くなった子どもを笑いの種にしているのか?」という強い違和感やショックを覚えます。インターネットスラングにおいて「草」は「笑い(www)」を意味するため、文字通りに解釈すれば不謹慎極まりない構図に見えてしまうからです。
しかし、死んだ息子の名前が草の意味を紐解いていくと、悪意による嘲笑ではなく、純粋な言葉の行き違いと予期せぬダブルミーニングが生み出した悲喜劇であることが分かります。重厚な悲哀を帯びたシチュエーションと、ネットスラング特有の軽薄な響きが偶然にも衝突したことで、唯一無二のシュールなユーモアが誕生しました。