普段の野原ひろしは、足が強烈に臭く、美女に弱く、安月給をぼやく冴えないサラリーマンとして描かれています。しかし、物語が核心に迫るたびに見せる生き様から、現代では「理想の父親」「日本一かっこいいサラリーマン」として絶大な支持を集めています。
ひろしがかっこいいとされる最大の理由は、「自分の命よりも家族を最優先にする覚悟」を持っている点にあります。商社(双葉商事)の営業第二課係長として家族を養い、32年ローンのマイホームを守りながら、家族の危機には一切の躊躇なく体を張ります。
また、ひろしが残した数々のセリフは名言として広く知られています。
- 「一人の女をずっと愛せるなんてカッコいいじゃねえか。それを馬鹿にする奴らなんか気にするな」
- 「自分の力でデカくなった気でいる奴は、デカくなる資格がない」
- 「家族がいる幸せを、アンタたちにも分けてやりたいぜ」
公式スピンオフ漫画『野原ひろし 昼メシの流儀』に見られるような、日常のささやかな幸せを全力で楽しむ庶民的な姿と、いざという時の圧倒的な頼もしさ。このギャップこそが、世代や性別を問わず多くの人々を惹きつける理由です。