放送当時のSNSやネット掲示板(5ちゃんねる、知恵袋など)では、毎週日曜日深夜になると「#あなたの番です考察」のハッシュタグが世界トレンド1位を獲得するほどの熱狂が巻き起こりました。視聴者は一時停止やスロー再生を駆使し、オープニング映像の赤丸の配置、ホワイトボードの筆跡、登場人物の些細な目線の動きに至るまで徹底検証を行いました。
当時の特番インタビューや公式ガイドブックで田中圭さんが語った「現場でもキャスト同士が『お前が犯人だろ?』と疑心暗鬼になっていた」という証言の通り、制作陣は演じる俳優たちにすら直前まで真犯人を明かさない厳戒態勢を敷いていました。この徹底した情報統制が、画面越しにも伝わるリアルな緊張感を生み出していたと言えます。
さらに、動画配信サービスHuluで本編と並行配信されたオリジナルストーリー『扉の向こう』は、この考察熱を決定的なものにしました。各住人の部屋の内部や過去の奇行、異常な家族関係を描き出したこのスピンオフは、本編の補完にとどまらず、視聴者をミスリードへ誘う強力な仕掛けとして機能しました。特に黒島沙和の過去編では、彼女が高校時代に家庭教師を溺死させた過去が描かれ、彼女が「更生不能な天性のモンスター」であることが決定づけられたのです。