原作第177話およびアニメ第2期第24話で描かれた暗殺の決行は、少年漫画史に残る屈指の号泣エピソードとして知られています。政府が放つ最終兵器「天の矛・地の矛」による包囲網が狭まる中、ボロボロになった殺せんせーを救う手立てはなく、生徒たちは「他人の手ではなく、自分たちの手で恩師を送り出す」という究極の選択を下しました。
生徒全員が殺せんせーの触手を1本ずつ押さえ込み、代表としてトドメを刺す役目を担ったのが潮田渚です。震える手でナイフを構える渚に対し、殺せんせーは優しく語りかけ、最後の出席確認を行います。出席番号順に一人ひとりの名前を呼び、生徒たちが涙ながらに応える時間は、まさに3年E組の絆の集大成でした。
刃が心臓に届いた瞬間、殺せんせーの体は激しい爆発を起こすのではなく、柔らかな光の粉となって夜空へと霧散していきました。その光景は悲劇的な処刑ではなく、どこまでもあたたかい「魂の解放」として描かれており、読者に深い感動と救いを与えました。