20代を迎え、子役の残像を振り払おうともがく娘を尻目に、母・有里は世間をあっと言わせる行動に出る。自らのヘアヌード写真集の出版やAV出演など、奔放かつ過激なメディア露出を敢行したのだ。これには日本の芸能界のみならず、世間全体が蜂の巣をつついたような騒ぎとなった。
実力派女優への脱皮を図り、映画『花宵道中』などで体当たりの演技を見せていた祐実にとって、母の行動はあまりに重い足枷となった。メディアから向けられる好奇の視線、そして「安達祐実の母」という看板を利用するかのような母の立ち振る舞い。二人の溝は完全に修復不可能と思える深さにまで達し、決定的な絶縁状態へと突入することになる。