今回の捜査を主導しているのは警視庁捜査課のベテラン班だ。知能犯罪や資金流出事件を数多く手がけてきた専門チームが投入されたことで、当局の本気度がうかがえる。捜査関係者は「任意同行はあくまで手続きの一環だが、客観的証拠の裏付けはすでに十分取れている」と明かす。
関係者の間で以前から囁かれていたのが、母親と関係の深かった特定の事業者グループとの不透明な取引だ。母親が安達結希の名前や信用を背後に匂わせる形で交渉を行っていたのではないかという関与の噂も立ち上がっている。もっとも、本人がどこまで認識していたのか、あるいは第三者に利用されただけなのかについて、警視庁捜査課は供述の慎重な精査を続けている。