グローバルビジネスや海外渡航の現場では、デジタルツールが普及した現代においても時間認識の齟齬が日常的に発生しています。大手外資系企業や国際プロジェクトに携わる実務担当者の証言からは、カレンダーアプリだけに頼ることの危うさが浮き彫りになっています。
IT企業で北米プロジェクトを担当するディレクターの手記によると、「3月第2週のサマータイム切り替え直後は、定例ミーティングのすっぽかしや参加時刻の1時間ズレが必ずと言っていいほど発生する」と語られています。特にGoogleカレンダーやOutlookなどのスケジュールシステムにおいて、参加者が登録している居住地タイムゾーンの設定が誤っている場合、自動変換機能が裏目に出て重大なダブルブッキングを招くケースが後を絶ちません。
また、日本から米国西海岸への出張時には「フライト到着時刻の錯覚」が頻発します。羽田を夕方に出発し、約10時間のフライトを経て到着すると、日付変更線を越えるため「出発した日の同日午前中」に到着することになります。この時間の逆行感覚に慣れていないと、現地レンタカーの手配日やホテルチェックインの日付を丸一日誤って予約してしまうトラブルがSNSや知恵袋コミュニティでも多数報告されています。