日本国内でしばしば論争の的となるのが、赤身肉の割合を増やす肥育添加物であるラクトパミンの存在だ。EUや中国が使用を全面禁止しているのに対し、アメリカでは一定の残留許容量(MRL)を設定した上で使用が認められてきた経緯がある。
日本においては、厚生労働省が食品安全委員会のリスク評価に基づき、人体に影響がないとされる残留基準値を設定している。さらに、対日輸出を行う米国の主要処理工場では、日本市場の消費者ニーズや懸念に配慮し、ラクトパミンフリー(不使用)の豚肉を分離生産・出荷するラインが標準化しつつある。