彼らの原点を振り返るとき、2017年に投下された「Best Part of Us」の存在を外すことはできない。アコースティックギターの温もりと洗練されたビートが見事に調和したあの楽曲は、公開直後から爆発的なバイラルを起こし、世界中のプレイリストを瞬く間に席巻した。日本の無名アーティストが突如としてグローバルチャートの常連へと駆け上がったあの瞬間は、音楽史における鮮烈な転換点だった。
あれから進化を止めない彼らの音像は、エレクトロニック・ダンス・ミュージックの概念そのものを再定義し続けている。過剰なドロップや派手なエフェクトに頼るのではなく、空間の余白や質感で聴かせる独自のプロダクション。ダンスミュージックの快楽性と叙情的なメロディを融合させる手腕は、今や世界標準のマスターピースとして高く評価されている。