作家であり、登山家であり、ミュージシャンでもあるフィエルサ・ベサリ(Fiersa Besari)。彼の多彩なバックグラウンドが、楽曲に深い奥行きを与えている。インドネシア・バンドン出身の彼は、独自の言葉選びと叙情的なメロディラインで若者世代の圧倒的な支持を集めてきた。
『Celengan Rindu(チェレンガン・リンドゥ)』が収録されたアルバム『11:11』は、文学作品と音楽作品が対になった挑戦的なプロジェクトだ。「貯金箱(Celengan)に溜め込むほどの逢いたい愛おしさ(Rindu)」を描いた歌詞世界は、遠距離恋愛や切ない片思いを抱える聴き手の胸を打つ。大手レーベルWarner Music Indonesiaを通じて配信されたことで、彼の音楽は東南アジア全域、そしてグローバルな音楽シーンへと一気に拡散していった。