ラフロイグを語る上で絶対に外せないのが、英国王室との深い絆だ。現国王であるチャールズ3世は、皇太子時代から大のラフロイグ好きとして知られ、1994年にはシングルモルトとして初となる「ロイヤルワラント(王室御用達)」を授与した。
自ら蒸留所を何度も訪れ、私的な樽を買い求めたエピソードは有名だ。ボトルのラベル中央上部に誇らしく輝く羽の紋章(プリンス・オブ・ウェールズの羽飾り)は、品質への妥協なき追求と英国王室からの厚い信頼の証である。「愛されるか、嫌われるか(Love it or Hate it)」という尖ったコンセプトを掲げながらも、最高峰の気品を兼ね備えている点が素晴らしい。